心に刺さる音楽 - Antony and The Johnsons - Thank You For Your Love

人の好みや国や時代によって良い曲の条件は変わるだろうけど、自分にとって良い曲とは高揚感を伴うもの。ひょっとしたらこの曲は他の普通に上手いボーカルが歌ったのだったらそんなに惹かれなかったかもしれない。アンソニーの声とあたたかい歌い方にグッとくるのだな。

この曲は何回thank youと言っているのだろう?

 

 

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夏にぴったりのバンド - ボンバエステレオ

夏っぽい曲を部屋で聴く機会を増やす。Bomba Estereはコロンビア出身でやたらファンキーな女性ボーカルと、複数の楽器をこなす男数名のバンド。ライブではシンセがうねりまくったりよりアッパーになる曲も。

アルバムを通してはAmanecerが一番良い。特にto my love は名曲。トロピカルハウス風にリミックスされたバージョンはYouTubeで数億回再生されているけど、原曲の方がずっと好みだ。

  • #夏
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1986年でこの音響センスは相当鋭い - Randomize - Ireland (1986)

映画、フリーク・オルランドの映像を観るためにyoutubeで検索したときに見つけた音。CoilやNurse With Wound、ブライアンイーノ、ON-Uの影響が強くうかがえるけど完全に時代を先取りしてる。ミニストリーのTwitchと同じ年とはいえ、現代のようにある音のフォーマットが目立てばあっという間に追従者で溢れかえるような環境のない時代だ。いやはや。

アンビエント

こっちは4つ打ち

 

アルバム

 

トリップホップの好盤 - Gus Gus - Polydistortion

アイスランドのグループ。デビュー当初は男女混合の様々な芸術プロジェクトだったが、現在はおっさん3人がテクノ色の強い音を出している。

メジャーファーストのこのアルバムは、アイスランドらしい冷ややかな音色と、音数の少ないミニマムなプロダクションが冴えた聴きやすく飽きのこない名盤。

感情やダイナミクスを抑えた男女のボーカルに個性があった。シングル曲でリリースされた曲よりも、アルバムの他の曲の方がずっと良いという不思議。

 

 

アルバム。

 

 

 

 

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ほとんど聴かなくなったアーティストをあえて聴いてみる - PJ ハーヴェイ

デビューから数年の作品は歌詞とボーカルに情念がこもった凄みがあり、雰囲気も阿部定みたいな妖気をまとってたいそう素晴らしかった。しかし、5枚目以降は毒気が抜け、大人の上質なポップアルバムをリリースするようになった。質の高さはわかるのだけど、暗黒路線を期待していたものとしてはどうにも物足りなかった。

wikiを読むとライブで昔の曲をやらなくなった理由が書いてあった。まあ、人は変わるものだから。

 

 

 

 

 

音を体験できる音楽 - Ryoji Ikeda - data.matrix

+/-を最初に聴いたときの衝撃は今でも覚えてる。現在はどうか知らないけど、シーケンサーを使わずに曲を作ってるときいたときは驚愕したものだ。

 

こういうのは体験という言葉がぴったりくるな