病気にならない15の食習慣 日野原重明 天野暁(劉影)

成人病という名称を生活習慣病に変えた人、長生きの院長先生ということでネットでも頻繁に見かけたことがあった。 

なんとか制限やなんとか健康法みたいなのは大家が70くらいで死ぬことが多いので「なるほど」と思うけど、こちらの先生は105歳まで生きて90を超えても呆けずに毎日ハードに仕事をこなしていたので説得力が違う。

ベトナム映画 - 草原に黄色い花を見つける

設定が80年代後半とは信じられないほど西洋に毒されていない小さな村の日常が舞台。

作中に一軒だけテレビのある家庭がでてきたが、当然のように窓の外からは子供たちが覗いて楽しんでいる。日本だと力道山が活躍したときにあった光景だろう。

物語はいくつかの寓話と人間模様が重なり合い、鑑賞後は甘く切なくほろ苦い印象を与えてくれた。特筆すべきは村の風景の美しさと主役のニヒルな目つき。

かなり気に入ったのでこの映画はまた鑑賞するだろうなぁ。

テリファー 終わらない惨劇

前作以上のエンタメ。スプラッター好きには間違いのない作品。全米が吐いたのキャッチフレーズで有名な今作。

冒頭から気合の入った人体破壊があり、無理な人はここで見るのをやめるのが無難。世界初のスプラッター映画である血の祝祭日のオマージュともとれる描写があったり、漂白剤を体に振りかけて擦り付けるなど悪質さは前作以上。

今作の欠点は長すぎること。90分前後が多いホラーに138分は長すぎる。そのためピエロも主役も、逃げて見つかって倒して甦ってと、日本のバトル漫画よろしくのシーソーゲーム状態になってしまっている。特に後半のファンタジーっぽいところは必要だったのだろうか。

エンドロールの途中からまた5分程度続編を匂わせる物語がある。

歌姫エイミー・ワインハウスが27クラブのメンバーになるまでを描く - AMY エイミー

当時、ネットニュースで彼女の死を知ったとき、あーやはりそうなったか、と思った。死ぬ数年前から酒や薬でぶっ飛んだ映像が出回っていたし、死ぬ数か月前には泥酔状態でライブ会場に現れ、まともに歌えない彼女に客たちが大ブーイングをしたという情報もあったからだ。

似た場合の訃報として、アリスインチェインズのレイン・ステイリーがドラッグで死んだ時もやはりか……と感じたものだ。

映画は、デビュー前から彼女の死までを、素人撮影の粗い映像と写真、パパラッチやプロカメラマンが撮ったショットを混ぜながら父親や友人、恋人、マネージャー、音楽関係者がエイミーを語るもの。

ダメ人間に惚れたことが彼女の生活を破壊し、死を加速させたことは確実。悲劇的であっても、ドラッグ、酒、共依存、金ズルという毎度お馴染みな構図からインスピレーションを得て歌と曲に反映されたことも間違いないだろう。

エイミーは歌うと、人が変わる。それこそ神がかっていると言いたくなるほどに。

 

Tangaria - Richard Galliano

そもそも音色が物悲しい。もっとも哀愁という言葉が似あう楽器ではなかろうか。
お洒落なのに人情味があって市井の生活や会話が見えてくるような音。
これはピアノやギターよりも顕著だ。

アストル・ピアソラが好きなのでバンドネオンばかりを聴いていて、アコーディオンはほぼ聴いてこなかったけど、これは心地よい。

ミロンガ が心地よい!Practice Music - Golden Age Milonga

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ビジャの女王

長崎尚志氏・絶賛!「悔しいが思いつかなかった」 正統派劇画家最右翼・森秀樹渾身の新作。 描くは中世オリエント世界に巻き起こる嵐―― 「1258年、モンゴル帝国VSペルシャ+“インド墨家”」!! 西暦1258年、ペルシャ高原の小都市ビジャを、蒙古軍の支隊が包囲した―― 世界の半分を制圧した最強騎兵は総数2万、対するビジャの人口はわずか5千人である。 陥落は誰の目にも明らかだった―― モンゴル帝国によるペルシャ侵攻、それに抗う小都市国家「ビジャ」を巡る攻城戦…… 彼らが最後の希望を託す伝説の集団「インド墨家」の正体とは!?

 

https://piccoma.com/web/product/126607?etype=episode

狂気の復讐 - アメリカン・ドクターX

レイプされた被害者による復讐もの。古典である発情アニマル等、定番の内容なんだけど、この映画が先の作品と違うのは被害者が外科医としての修練を積み、人体の専門家としての知識と技能を有していること。

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このスキルによって物語は別の世界へ広がってしまい、狂気に満ちた勧善懲悪、拘束して拷問し、ただ痛めつけるだけの見世物で終わらないのだ。

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人体改造を施した人達が複数登場してくるのも楽しい。監督(なんと双子の姉妹)として見せたかったのは復讐劇よりも、むしろこっち側がメインなのだろうか。

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えぐいシーンはあれど、残念ながら直接的なスプラッター描写は少ない。よって、ホラーよりもクライムサスペンスのテイストが強くなっており、エモい血生臭ささを期待すると肩透かしを食らうだろう。個人的にはホステルくらいはやって欲しかったが。

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ふと、昔よく訪れていた日本のBDSMサイトへアクセスしてみたが、消滅したのか見つけられず。より地下へ潜ってしまったのか、はたまたどこかのSNSへ移行してしまったのか。

ディスコ映画 - 54 フィフティ★フォー

1998年作。カポーティ、ウォーホール、グレース・ケリーなどのセレブや有名人業界人が集った実在のディスコの隆盛と没落を描いた物語。ダンスミュージックやファッションの流れとしてディスコからニューウェイブへの橋渡しとしても価値がありそうな作品。

主役の節操のなさと自分勝手さがリアル。やらかしても反省したり、ずっと落ち込んだりしないところがいい。若さと自身のルックスの良さを活かしてギラギラした夜を泳ぎながらドラッグに溺れていくのも定番の流れ。

他の登場人物たちも欲望に素直で享楽的。ネーヴ・キャンベルとサルマハエックの美しさ、マイク・マイヤーズのコテコテのゲイっぷりなど見どころ多し。

なお、かつて新宿のコマ劇近くのビルの地下に54というバー兼クラブがあった。土曜や日曜の朝はサイケデリックトランスのアフターとしても重宝した箱だった。

西欧が作ったシステムに搾取され続けるエチオピアのコーヒー農家の待遇改善を訴えるドキュメンタリー - おいしいコーヒーの真実

通常、この手のドキュメンタリーは作り手側に都合のいい絵と数字を見せつける場合が多いので話半分としてみる必要があるが、それにしても悲惨な現実だ。

農家が出荷するコーヒーの実がアホほど安く買い叩かれ、エンドユーザーの手元に届くまでに6回の中間業者を得て農家びっくりの価格で販売されているシステムが紹介される。

アフリカに寄付するよりも、もっと市場を公平にすれば、たとえば輸出量を1パーセント上げるだけで寄付の総額よりもずっと大きなメリットを生むというのはわかりやすい。

作中、寄付に頼らず自立したい、子供に教育を受けさせたいと訴える人が多いのは子供ころにみた「水汲みのために学校へ通えない~」というCMからまったく変わっていないのだなと感じてしまった。

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冒頭からジュル!ジュル!と豪快に音をたてながらコーヒーを啜る職人たち。 
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スターバックス1号店の店長さん。カフェインの過剰摂取のためか相当テンションが高い。
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コーヒー農家の皆さんとカメラ目線の兄貴。