2022-07-01から1日間の記事一覧

ストイックなテクノ - DVS1 - Black Russian

ヴァイナルを1万枚以上所有するDJながら曲作りはハードウェア中心ではなく、propellerheadのreasonを使用しているそう。Rolandの3種の神器やJunoを使っていると言われたら普通に信じてしまいそうな質感は見事。

良質なポップミュージック - ベル&セバスチャン

新宿のタワーレコード店内で流れていたのを聴いたのが最初。アルバムを視聴してメロディの良さにびっくりして即買い。過去作をたどると「天使のため息」というメルヘン極まりないタイトルのアルバムがすこぶる気に入った。古色蒼然としたバンドサウンドでは…

聴かず嫌いの前にそもそも聴かれない音 - Fading - Pole

5年ぶりのアルバム。前作よりはまだ情があって聴きやすい。最大同時発音数は少ないものの、ヘッドホンで丁寧に聴かなければ細部を逃してしまうような作り。このアルバムに5年ずっと取り組んでいたわけではないだろうけど、こういう音を作るのは相当孤独な作…

EDMを通過したドラムンベース - The Prototypes - 2015 - City of Gold

キャッチーで歌ものも多いのでクラブミュージックを普段聴かない人でもとっつきやすいだろう。毎日聴きたいって音楽じゃないけど、年に一回くらい聴いていいなって思えるような音。難を言えばちとチャラすぎる。

イギリスの女性ピアニスト - Anna Rose Carter - Glass

ネオクラシカル以降の音。寂しさのなかにも力強さがあるメロディはモロ琴線に触れる。ルックスは日本人好みの内省風。

ピアノとメロディで紡ぐテクノ - My Cruelty

小気味のいいピアノのフレーズに90年代ふうのざっかけないリズムが絡む手法。過去にはよくあったタイプのテクノだけど今となっては逆に新鮮。90年代のピアノハウスをライヒがやったら、というコンセプトとあって納得。