命名者や宣伝担当者は窓から飛び降りてもいい。
原題は酸、英語の題もACID。しかし邦題は カリーナ、恋人の妹
煽りもエロ客を取り込もうとした低レベルなもので、
お姉ちゃんよりも愛して、私を――
といった具合。
たしかに 酸 というタイトルは宣伝しにくいかもしれないが、脇役の子をタイトルに持ってくるセンスがいただけない。これなら 割礼 の方がまだマシだ。少なくとも割礼は作中に何度も出てくる言葉だし、物語の推進力の役目も果たしているから。
俺はたまたま年齢制限のある映画をまとめてマイリストにぶち込んでたから発見できたけど、このタイトルと作品の説明のせいでスルーした人もいただろうな。
実際は、危うい心理状態の20歳の主人公の友情や愛憎こもごもな家族の問題を描いた映画で浮気メインの話じゃない。禁断の愛だとか愛欲の世界に溺れていくとか戯言だぜよ。
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