厳かなオーケストレーションから始まり、電子音とディペッシュモード風のリズムが入り、90年以降特有の厚みのあるギターが鳴る。ボーカルと歌メロはアリスインチェインズっぽさがあるのがまた好みだ。2曲目はラジオ頭風の出だしから聖歌をサンプリングした壮大な展開に……vastことジョンクロスビーは当時若干22歳ながら全曲のソングライティングを含めてかなりの部分を一人で作り上げたそう。しかしながらインダストリアルロックの新星にはなれず、アルバムはヒットせず、2年後のセカンドでプロジェクトは終了。
インダストリアルロック(及びメタル)は完成度が高く曲が良くてもヒットしない場合が多々ある不遇なジャンルだ。特に、一人で全部やるパターンがいけない。フィータス、PIG、Celldwellerなど。
NINは別格としてもバンドの方が有利なジャンルなんだろうなぁ。
セカンドも今聴くと曲は良い。