ブリジット・フォンテーヌ - ラジオのように

久しぶりに聴く。可愛いんだけど拒食症みたいな女の人が映ったジャケは音を聴いたことがない人でもどこかで見たことがあるかもしれない。ジャケ効果とタイトルトラックのおかげでお洒落な層にも届いているのだろうが、偏執的な愛好家はやはりどこか病んだ人が多そうなイメージ。失礼かもしれないが。フランスとしか言いようがないボーカルはコケティッシュな魅力はあれど呆けたようにも聴こえる。アバンギャルドで乾いた隙間だらけの楽曲は2022年現在でも十分に刺激的で、このアルバムからサンプリングした曲はどれくらいあるのだろうか。