Ableton Live 12のデフォルト(Core Library)に含まれるArpeggiator(MIDIエフェクト)のプリセット数は、約40種類前後です。
内訳や使いこなしのポイントをまとめました。
プリセットの内訳
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基本パターン: Up, Down, UpDownといった古典的な動作をベースに、ゲートタイムやリピート設定を追い込んだもの。
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複雑なリズム: 「Housier Than Thou」や「Bouncy Chords」など、16分音符以外の変則的なノリを持たせたもの。
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Live 12の新機能対応: Live 12で進化した「スケール意識(Scale Awareness)」に対応したプリセットも含まれており、グローバルスケールに従ってメロディを奏でるものが増えています。
注意点:2種類の「アルペジエーター」
Live 12には、似た名前で2つの機能があるため混同されがちです。
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MIDIエフェクトの「Arpeggiator」:
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従来からあるデバイス。
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プリセット数は約40個。
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リアルタイムで入力した音を変化させます。
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MIDIツールの「Arpeggiate」:
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Live 12で新しくMIDIエディタ内に追加された「変換ツール」。
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こちらには独立した「プリセットファイル」という概念ではなく、18種類のスタイルパターンが内蔵されており、それを選択して適用する形になります。
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効率的に探す方法
プリセットの「数」以上に、探すときは以下の手順が速いです。
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Ctrl + F(MacはCmd + F)でブラウザの検索窓へ。 -
「arpeggiator」と入力。
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カテゴリの「MIDI Effects」>「Arpeggiator」を展開すると、ずらっとリストが出てきます。
Midiツールのアルペジエーターは、実行して反映結果をセーブし、後日再びファイルを開き直しても適用前の元に戻せますか?
結論から申し上げますと、MIDIツールのアルペジエーターは**「一度適用してファイルを保存・終了し、後日開き直した後」に、ワンクリックで完全に元の状態(打ち込んだ和音など)に戻す機能はありません。**
MIDIツールは、リアルタイムでかかる「エフェクト」ではなく、MIDIノートを直接書き換える「破壊編集」に近い性質を持っているためです。
ただし、Live 12にはその弱点を補うための強力な機能がいくつかあります。
1. 「バリエーション」機能でバックアップをとる(推奨)
Live 12のMIDIエディタには、クリップ内の状態を複数保存できる**「クリップ・バリエーション」**という機能があります。
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手順: アルペジオを適用する前に、クリップビューの左側にある「バリエーション」タブ(カメラのようなアイコン)で「新規」をクリックします。
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詳細: これで「元の和音」の状態が保存されます。その後にアルペジオを適用し、別のバリエーションとして保存しておけば、後日ファイルを開き直してもボタン一つで「元の和音」と「アルペジオ後」を切り替えられます。
2. クリップを複製しておく
最もシンプルで確実な方法です。
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手順:
Ctrl + D(MacはCmd + D)でクリップを複製し、一つを「元データ(Original)」として残し、もう一つにアルペジオを適用します。 -
メリット: アレンジメントビューやセッションビューに並べておけば、いつでも元に戻せます。
3. 「元に戻す(Undo)」の限界
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Liveを起動している間であれば
Ctrl + Z(Undo)で戻せますが、一度ファイルを閉じてしまうとUndo履歴は消えてしまうため、後日開き直した際には使えません。
4. MIDIエフェクトの「Arpeggiator」を使う(非破壊)
もし「いつでも元に戻せること」を最優先にするのであれば、MIDIツールのアルペジエーターではなく、MIDIエフェクトの**「Arpeggiator」**デバイスを使用してください。
まとめ
MIDIツールで「適用」ボタンを押して保存・終了してしまうと、ノートがバラバラに刻まれた状態で確定してしまいます。後悔しないためには、「クリップ・バリエーション」に保存しておくのが、Live 12らしいスマートな解決策と言えます。
クリップ・バリエーションの具体的な使い方や、複数のパターンを保存して曲作りに活かす方法について詳しく説明しましょうか?
クリップバリエーションの保存数は?
Ableton Live 12の「クリップバリエーション」機能において、保存できるバリエーションの数に明確な上限(「〇個まで」という制限)は設定されていません。
実用上のポイントをいくつかまとめました。
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理論上の上限なし: メモリやストレージが許す限り、1つのクリップに対して何十個でもバリエーションを作成できます。
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視覚的な管理: バリエーションを作成するとリストとして縦に並んでいきます。あまりに数が多くなるとスクロールが必要になりますが、動作が極端に重くなることは稀です。
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保存される内容: ノートの配置だけでなく、ベロシティやピッチ、確率(Probability)の設定なども含めて「その瞬間の状態」が丸ごと保存されます。
バリエーションを賢く使うコツ
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名前の変更: 作成したバリエーションは右クリック(または
Ctrl + R/Cmd + R)で名前を変えられます。「Original_Chords」「Arp_Pattern_01」のように名前を付けておけば、後日開いたときも迷いません。 -
一括管理のメリット: 複数のバリエーションを作っておけば、曲の展開に合わせて「Aメロはこのバリエーション」「サビはこれ」といった具合に、クリップを複製することなくアイデアをストックしておけます。
もし大量にバリエーションを作って、それらをランダムに切り替えたり、特定の法則で再生させたりする方法に興味はありますか?
ライブパフォーマンスでクリップバリエーションを駆使するのは、非常にクリエイティブでLive 12らしいスタイルですね。
ライブ時にこれらをランダムに切り替えたり、法則性を持って再生したりするための具体的なテクニックを紹介します。
1. バリエーションの「再生」ボタンをMIDIアサインする
ライブ中に手動でバリエーションを切り替える最も確実な方法です。
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手順: 画面右上の「MIDI」スイッチをオンにします。
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設定: 各クリップバリエーションの横にある「再生(三角)」ボタンをクリックし、手元のMIDIコントローラーのボタンや鍵盤を叩いて割り当てます。
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活用: これにより、演奏中に瞬時に「元の和音」から「複雑なアルペジオパターン」へ、指先一つで切り替えが可能になります。
2. 「ランダム」に切り替える(Max for Live活用)
Suiteユーザーであれば、Max for Liveデバイスを使用してバリエーションを自動制御できます。
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方法: 「Live Object Model」を操作できるデバイス(例えば『Multi-Clip Variation Shuffler』などの有志作成デバイス)を使用すると、一定の拍数ごとにバリエーションをランダムにトリガーさせることができます。
3. バリエーションを複数の「クリップ」へ書き出す
ライブ中に「バリエーションリスト」から選ぶのが煩雑な場合は、一度これらを独立したクリップとしてセッションビューに並べてしまうのが戦略的です。
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手順: 各バリエーションを選択した状態で、クリップビューのタイトルバーを右クリックし「新規クリップに抽出」のような形でセッションビューのスロットへ配置します。
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利点: セッションビューの**「フォローアクション(Follow Action)」**が使えるようになります。
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ランダム再生: 「Next」や「Other」を「Random」設定にすれば、複数のバリエーションクリップを自動でランダムにループさせ続けられます。
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法則性: 「4回再生したら次のバリエーションへ移る」といった展開を自動化できます。
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4. マクロコントロールとの組み合わせ
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手法: バリエーションごとにMIDIツールの設定(アルペジオの密度など)を変えて保存しておき、さらにラックの「マクロ」に主要なパラメーターをアサインしておきます。
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効果: バリエーションで「骨組み」を切り替えつつ、ノブで「肉付け(音色変化)」をリアルタイム操作する、ダイナミックなライブが可能になります。
5. 注意点:切り替えのタイミング
クリップバリエーションの切り替えは、通常のクリップ再生と同様に**「グローバルクオンタイズ(画面上部の1 Barなど)」**に従います。
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拍の頭でピタッと切り替えたい場合は、クオンタイズ設定を「1 Bar」に。
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即座に反応させたい場合は「None」に設定して演奏してください。
ライブセットの構成として、特定のコントローラー(Push 3やLaunchpadなど)をお使いであれば、それに合わせた最適なマッピング案をさらに深掘りすることも可能ですが、いかがでしょうか?