ゾンビ映画の巨匠、ロメロが70年代に撮った作品。時間は短く45分程度。俳優もメインの人以外はほぼボランティアらしい。商業映画ではなく、教育、啓蒙のために作られたものらしいが、中身は完全に恐怖映画である。
外の世界を見たいと願う老人が遊園地へ行くが、周りの人に軽んじられ、変質者扱いされるなど散々なシーンが続く。面白い見せ物があると行ってみたら、リハビリ施設だったり、歩行器や車椅子、杖が並んでいるなどブラックすぎて反応に困るシーンも。
フィルムの色と、主人公の老人以外は皆楽しそうな様子から夢のなかの出来事のようにも見える。暴力的なシーンはあえてコミカルに描かれており、出血は最小限。
最初と最後に主役が老いについて語るところが今作の主題であり、これは非常に真面目で前向きなもの。