ネタバレあり。
出演者を知らずに鑑賞したところ、ウガンダoh yeah! でアカデミー主演男優賞を取ったフォレスト・ウィテカーが出てるじゃないか。ブチ切れた演技をかましてくれるのかと見ていたがウィテカーは早々とリタイヤ、彼が死んでからは話が別の方向へいってしまう。
アカデミー脚本賞を取った作品ではあるけど、これが圧倒的に普通の映画としかいいようがないのだな。無論、そこにはファーゴのようにネイティブにしかわからないような言い回しや機微があるのだろうけど。
一番の見所は、いざという時に相手が男だとわかってトイレへ駆け込んで吐くシーン。時代性を考慮してもなかなか切ない場面である。
主人公をノンケに留まらせようとする女テロリストと、ゲイの道へ引き込もうとするヒロイン(?)の攻防はあっけなくついてハッピーエンドらしき空気で物語が閉じられる。