実は、ペルーは世界有数の美食の国らしい - 料理人ガストン・アクリオ 美食を超えたおいしい革命

ルーについて知ってることといえば、ナスカ、マチュピチュなどの歴史物をのぞけば、コンドルは飛んでいく、フジモリ大統領くらい。ペルー料理となると、孤独のグルメに一回ペルー料理が出たのを読んだことがあっただけ。

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ガストンが手掛ける料理にはフレンチ、中華はもとより、スウェーデンやタイ、はたまた和食にしか見えないものまで出てくる。わずかに知っていたペルー料理よりはるかに洗練された盛り付けに釘付け。

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弟子の料理にダメ出しをするときでも笑いや優しさがある。アドバイスも観念的なものや根性論ではなくトマトを使え、ごま油を使えと的確なもの。

町のレストランのおばさん、料理学校の生徒、漁師から注がれる眼差しに、ガストンは本当にペルー国民から尊敬されているとわかる。ここまで尊敬されている料理人は世界にもそういないのでは。

作品を見て思うのはガストンには威張ったところや、カッコつけたところがない。歴史も文化も違うため比べちゃいかんが、高級鮨の次郎とは真逆のスタイルだ。

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