ベトナム映画 - 草原に黄色い花を見つける

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80年代後半の設定とは信じられないほど西洋に毒されていない小さな村の日常が舞台。

作中に一軒だけテレビのある家庭がでてきたが、当然のように窓の外からは子供たちが覗きながら楽しんでいるのだ。日本だと力道山が活躍したときにあったような風景だろう。

物語はいくつかの寓話と人間模様が重なり合い、鑑賞後は甘く切なくほろ苦い印象を与えてくれた。特筆すべきは風景の美しさと主役のニヒルな目つき。

かなり気に入ったのでこの映画はまた鑑賞するだろうなぁ。