怒羅権と私 ~創設期メンバーの怒りと悲しみの半生

近頃の図書館の品揃えには目を見張るものがある。有名半グレ集団の初期メンバーの半自伝。ちゃんと本人が書いたのかもしれないが、インタビューを文字に起こしたような臨場感のない淡々とした文章で自身の出目から逮捕、出所後から現在までが語られる。立場や状況的に書けない話の方がずっと多いのだろうけど、もっと固有名詞とキャッチーなエピソードを出して欲しかったなぁ。