アフリカンアメリカンの作家がラヴクラフトのネタを使って書いた小説 - ブラック・トムのバラード

167ページの中編でお値段は2,000円なり。高けーよ、もち図書館でレンタルした。解説によると作者はラヴクラフトの人種差別的な思想を知って失望したそうだけど、1890年生まれの陰気な白人ならまあ、時代と環境のせいか。物語は黒人のギター弾き語り歌手が主役。路上で歌っていると白人の金持ちからパーティで歌ってくれないかと高額バイトを持ちかけられる。そして納得の宇宙的恐怖が降り注ぐのであった……いかにも映画化しそうな内容だけど、さて。