西欧が作ったシステムに搾取され続けるエチオピアのコーヒー農家の待遇改善を訴えるドキュメンタリー - おいしいコーヒーの真実

通常、この手のドキュメンタリーは作り手側に都合のいい絵と数字を見せつける場合が多いので話半分としてみる必要があるが、それにしても悲惨な現実だ。

農家が出荷するコーヒーの実がアホほど安く買い叩かれ、エンドユーザーの手元に届くまでに6回の中間業者を得て農家びっくりの価格で販売されているシステムが紹介される。

アフリカに寄付するよりも、もっと市場を公平にすれば、たとえば輸出量を1パーセント上げるだけで寄付の総額よりもずっと大きなメリットを生むというのはわかりやすい。

作中、寄付に頼らず自立したい、子供に教育を受けさせたいと訴える人が多いのは子供ころにみた「水汲みのために学校へ通えない~」というCMからまったく変わっていないのだなと感じてしまった。

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冒頭からジュル!ジュル!と豪快に音をたてながらコーヒーを啜る職人たち。 

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スターバックス1号店の店長さん。カフェインの過剰摂取のためか相当テンションが高い。

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コーヒー農家の皆さんとカメラ目線の兄貴。