屈葬

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M.チクセントミハイ - フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

つだったか何の本だったか、集中力がない人はいないと読んだことがある。筆者曰く、怠惰な人でも漫画やゲームや恋愛であれば時間を忘れて夢中になる、かららしい。なるほど、言われてみればそうだ。

この本はもっと沢山の例を出しながらフロー状態の解説を行ってくれる。半ば自己啓発といえるものだろうが万人に有益な内容だと思う。

知ってはいたが実に成すことが難しい言葉が181ページに書いてあった。

以下引用

人生の質を改善することは、おおむねきわめて簡単なことだが、実践することは難しい。しかし、取り組む価値は確かにある。その最初のステップは、する必要のあることはなんであれ、だらだらとするのではなく、注意の集中とスキルをもって行う習慣をつけることである。皿洗い、身支度、芝刈りといった最も日常的な仕事でさえ、芸術作品を創るかのような注意を払って取り組めば、よりやりがいのあるものとなる。次のステップは、日々の心理的エネルギーを、いやいやする仕事から、あるいは、受身的レジャーから、かつてしたことのない何か、あるいは、障害がありすぎるように思えて十分に取り組んでいないが、すれば楽しいことに、振り向けることである。この世には、見たり、取り組んだり、学んだりすれば、ほんとうは面白いことが数え切れないほどある。しかし、それらのことは、われわれが注意を向けるまでは現実に興味深いものとはならない。