怪しいアジアの暗黒食生活 - クローン黒沢+明日香翔

一時アジア関連でよく見かけたクローン黒沢。これまでに雑誌に載ったルポやエッセイは読んだことがあれど単行本を手にするのは今回が初めて。検索すると現在も活動してるんだな。

今作は共著となっており、山師丸出しの明日香翔が話す(書いた)内容を元に構成されている。食材は犬猫、猿、熊、蛇、鼠がメインのゲテモノ系の内容なので読んでいて食欲が大いに減退することうけあい。

どこまでが真実で、どこまでがハッタリかわからないがが、80年代から90年代にかけての中国とアジアの権力者の話、不正や胡散臭い儲け話、映画さながらのアグレッシブな展開があったりと、食べ物よりもそちらの話の方が楽しく読めた。