哀しい映画 - ブッチャー・ボーイ

悪ガキらしい容赦ない嘲りとジョークが連発されるのは原作の小説通り。声変わり後の少年特有のかすれ気味の声質で吐き捨てる言葉のテンポは良く、耳馴染みもいい。

ラストは原作よりも優しさが感じられた。また、シネイド・オコナーがマリア役で出演しているのも啓示的である。