2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Poppy - New Way Out

https://youtu.be/OqVNYcaS-3E?si=pOlrKH-2Of9XahC1前作はさほど話題にならなかったのでまたメタル路線にしました、な新曲。その思惑は成功し、一ヶ月で180万回以上再生されている。某ロックバンドのメンバーが参加しているので音は前よりも現代的。

Watching Water · Alias

セージ・フランシスを聴いた後に、アンチコンで一番好きだったエイリアスは何をしているのか調べたところ、彼は2018年に心臓発作で死亡していた……41歳。黒人原産の黒いトラックを安易に模倣せず、ロックやテクノを飲み込んだリズムに絵画のような繊細な上ネ…

名優の変顔だけで見る価値がある - 妖精たちの森

1971年作。マーロン・ブランドがゴッドファーザーに出演する前年の作品。監督は名作ホラーセンチネルのマイケル・ウィナー。https://youtu.be/fCA8LrGz5U8?si=yTcEWGhej1dqtWsHねじの回転のリメイクとあったけど、これは原作の心霊系ではなく、不条理とエロ…

作者の語りが面白い - ホーリーランド

漫画の王道展開であるいじめられっ子が覚醒する話。あとは日本版のファイトクラブみたいなものかな。連載当時の下北は酒に酔ったバンドマンがたまに騒いでるだけであとは平和な街だった。wedgeっていうクラブにはテクノのイベントで何度か行ったなぁ。こんな…

サイバーのりぴーとはなんだったのか? - Skazi - Hit and Run

季節は春、代々木公園で共通の友達に紹介してもらったのが当時ヴィジョンクエストのレジデントDJだったAMIさん。最近どんな活動をしているのか訊いたところ、SKAZIと一緒に曲を作ってるよとAMIさんは言った。そして、それからしばらくしてリリースされたのが…

フィリップ・ジンバルド:普通の人が どうやって怪物や英雄に変貌するか

https://youtu.be/YHvZVBkyc_E?si=jq6FhrLPXRmjYIk7https://youtu.be/56uJgT-9Aj8?si=t4JR1fR-5hnNNtcW

毎月28日は鶏の日パックが食べたくなる - カーネルサンダース自伝

時々(月一ペース)無性に食いたくなるのがケンタッキーフライドチキン。前にホームページにカーネルおじさんの自伝がpdfであったのでDLしていて、つい最近読んだ。(現在はDL不可)料理のレシピ集から始まってKFCを売却するまでの山あり谷ありの物語。ここ…

Biohazard - Uncivilization (Full Album)

同名のゲームと映画が出るまではバイオハザードといえはこのバンドだった。ハードコア出身なので普通のミクスチャーやラップメタルとは一味違う硬質さと真面目さがある。https://youtu.be/yB-v1fJ3mzs?si=ZWsV-0-Js62rFcoYなんと脱退したボーカルは現在AV男…

哀しい映画 - ブッチャー・ボーイ

悪ガキらしい容赦ない嘲りとジョークが連発されるのは原作の小説通り。声変わり後の少年特有のかすれ気味の声質で吐き捨てる言葉のテンポは良く、耳馴染みもいい。ラストは原作よりも優しさが感じられた。また、シネイド・オコナーがマリア役で出演している…

Mista Savona & GAUDI - Havana Meets Kingston In Dub [FULL ALBUM]

ジャンルをまたがって活躍するキーボーディスト二人によるダブアルバム。正確には、Havana Meets Kingstonという映画のダブミックスアルバムになるのか。黒く重いベースとキックの響きだけで気持ちがいい。ディレイをたっぷり効かせたメロディカの旋律が夏の…

詰め込みすぎるとダメになる見本 - テラフォーマーズ

人間と他の生物との合体漫画の方向性を決定付けたエポックメイキングな作品。2部途中までの面白さ、民明書房とは信頼度が格段に異なる生物に対する知識の数々は久しぶりに再読してもやはり素晴らしい。連載当時からゴキブリ退治よりも人間側の裏切りや国のパ…

Karen Dalton - It Hurts Me Too

ボブ・ディランのお墨付きである往年の薬中ヒッピーシンガー。60年代にありがちな嗄れ声は確かに素晴らしい。アルバムはたった2枚だけ。その後、ホームレスのような生活を送ったり、隠匿したりで1993年にHIVで死亡。https://youtu.be/H0ZlWK-b_KY?si=X58y9_K…

ライ麦の再来と言われた青春小説 - ウォールフラワー

本を人に勧めたくなることはほぼないが、この本はいろんな人に読んで欲しいと思える。小説ならではのパーソナルな感覚は映像にすると消えていく種類のもので、評価の高い映画の方はまだ観ていない。物語は1991年から92年が舞台となった書簡風の小説。語りか…

Lucifer's Friend - Ride The Sky

なるほどこれは移民の歌と似てる。 wikiによると移民の歌と同時期にリリースされたが、移民の歌のリリース前からライブでやっていたものらしい。移民の歌を含むzep3が70年10月、Ride the Skyを含むLucifer's Friendの1stが70年11月。しかし、ここまで似るも…

Sam Gendel - WAA

https://youtu.be/kvcNj17t25Q?si=INoose48tvNM4Kgcアメリカのアーティスト。2020年作。あれ、前に聴いたのとは全然違う作風。たしかギターの弾き語りだったような。Wikipediaで調べるとジャズとアルトサックスのプレイヤーと出る。つまり、アルバムや時期に…

テリファー 終わらない惨劇

前作以上のエンタメ。スプラッター好きには間違いのない作品。全米が吐いたのキャッチフレーズで有名な今作。冒頭から気合の入った人体破壊があり、無理な人はここで見るのをやめるのが無難。世界初のスプラッター映画である血の祝祭日のオマージュともとれ…

The Tom Green Show - The Bum Bum Song ("Lonely Swedish")

1999年リリースの馬鹿曲。カナダのコメディアンが作成したもの。この出鱈目さとチープさは日本のバラエティ番組に共通する低俗さ。突然道ゆく人に絡むのは現代のPRANK動画と同じ類のものでこの手の連中は全員痛い目にあった方がいいと思う。https://youtu.be…

俳優の名前を冠した映画は駄作というのが定番 - ベン・スティラー 人生は最悪だ!

精神病院へ入院してしていた40歳の独身男が退院し、社会的に成功したロサンゼルスの弟の家へ居候、そこで弟に雇われたヒロインと出会う。主役は些細なことで怒ったり、感情が揺れるなどまだまだ周りからの理解やケアが必要な状態。かつてのバンド仲間や元カ…

逮捕されるまで 空白の2年7カ月の記録 - 市橋達也

アクティブな犯罪者の代表ともいえる市橋達也の逃亡記。令和現在よりも街にカメラの数が少なく、人が動画を撮ることもずっと少ないころの話ではあるのだけど、意外とフラフラしてても捕まらないもんだなぁ、という感想。事件が起こった行徳は、インド人をは…

アフリカ発のロックスター Mdou Moctar - "Modern Slaves

https://youtu.be/e0aCLCM5-LE?si=kntWYEH8UoX1wmspニジェール共和国出身。アルバムのジャケからしてすでに60〜70年代のクラシックなロックやプログレのかほりが。音質や音圧、音の響かせ方は現代的であってもやってることはあの時代そのもの。それをアフリ…

これは愛。プラトニックラブ - アニマルファクトリー

刑務所モノ。ヒロインはエドワード・ファーロング。主役はウィレム・デフォー。脇役にスティーブ・ブシェミ、ダニー・トレホ。原作・脚本のエドワード・バンカーもチョイ役で出演。スティーブ・ブシェミはなんと監督もやっている。刑務所でもタフガイ賛美に…

SPANKERS - Sex on the beach

https://youtu.be/s4H-EYdXLtI?si=FmcdOd_GyNrbY0EF当時、つか今もだろうけど那覇にまともなクラブはほぼ無い。毎日毎日同じヒット曲かけるメンタリティがディスコ丸出しの酒ノリのナンパ箱ばっか。で、選択肢がない時の消去法で仕方なく通っていた箱で毎日…

ある意味貴重な映画 - メイド

2001年公開作でギャングものとくれば脚本家の念頭にはタランティーノがあったはずだ。常時4ワードを連発し、下品でテンポの良い馬鹿話をかっこよく見せたいのだろうけど、これが狙ってもできないようなレベルで失敗している。ただの自制できない頭の弱いキャ…

SUBLIME FULL SET TERAGRAM BALLROOM LOS ANGELES CA - 12/11/23

なんと、あのサブライムが新しいボーカルを迎えて復活。ヘロインで死んだ前ボーカルのブラッドを明らかに模倣した歌い方なので違和感はたいしてなし……というか調べたら新ボーカルのジェイコブはブラッドの実子だった! なるほど、だから再結成できたのだな。…

Torture Garden - Naked City

https://youtu.be/ccyhnJo00Y4?si=RXR1gnFG2LMPJlif1990年作。邦題は拷問天国。ジョン・ゾーン関連の作品では一番好きかも知れない。グラインドコアとフリージャズの融合はブルータルトゥルースよりも先鞭をつけており、2024年のいま聴いても刺激的。マイク…

怪しいアジアの暗黒食生活 - クローン黒沢+明日香翔

いっときアジア関連でよく見かけたクローン黒沢。これまで雑誌に載ったルポやエッセイは読んだことがあったが、単行本を手にするのは今回が初めて。検索すると現在も活動してるんだな。今作は共著となっており、山師丸出しの明日香翔が話す(書いた)内容を…

Scope Neglect - Ben Frost

https://youtu.be/veXxaNFBxpY?si=uCfDiXl5zZsTaTtr2024年作。これまたとんでもないアルバムを作ってくれたものだ。激しいノイズの嵐の中に放擲されたような暴力性はこれまで通りとはいえ、ここまでヘヴィメタルのギターを全面に鳴らしてくるとは。インダス…

ベーシスト ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー - Jaco

今回このドキュメンタリーを観て一番の収穫だったのは、ライブにおいてはディストーションが利いたかなりアグレッシブな演奏もしていたこと。アルバムのなかで聴けた演奏はほんの一部分だったのだな。フレットレスベースによる幻惑的な音色は聴いていて気持…

サリンジャー物語 - ライ麦畑の反逆児

サリンジャーの作家デビュー前から引退までを描いた作品。チャップリンに女を取られたり、戦争で心をやられたり、といったエピソードは知らなかった。もし、チャップリンにウーナ・オニールを取られなかったらサリンジャーはもっと明るい人生を歩んでいたの…

ポエム・エレクトロニク - エドガー・ヴァレーズ

1958年のブリュッセル万博において425個のスピーカーを使用して演奏された曲。それも白黒の映像付きで。池田亮司がやっていることの源泉といえる。音楽というより様々な音が順番に鳴るという仕掛けで、425個とまでいかなくても複数のスピーカーを使わないと…