2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キモいジャケが音楽性を示唆しまくっている - Phsiris - Giraffe Power Bubble Machine

初期のインフェクテッドマッシュルームのようなクラシカルな旋律と、ダークサイケ風のグチャグチャしたシンセが合わさった悪夢のような音楽。

ごった煮フリージャズ - Sun Ra - Disco 3000

ジャズをかける飲食店は山ほどあれど、サン・ラが流れることはまずない。このアルバムは1978年のライブ録音作で、サン・ラのアルバムの中でもかなり聴きやすい方。テクノっぽいアプローチがあるのもよい。Mrバングルのセカンドはここから影響を受けたのかも…

速くて狂った音楽なのに聴きやすい - PIG DESTROYER - Terrifyer

アメリカのグラインドコアのバンド、3rd。コンセプトアルバムらしい。サンプルや音声を散りばめるのはこのジャンルのお約束の一つであるけども、その音の間の取り方がきちんと構成されている。 尋常ではない勢いのドラムと尖ったギターのリフが曲を引っ張り…

THE MUNEO HOUSE PV - MUNEO HOUSE

当時、渋谷のシムーンで宗男本人を呼んだイベントがあったが、見せしめなのかイベントが終わってさほど日がたってないうちにシムーンが摘発され潰れたのはちょっと笑った。ファミレスが近くにあって便利な箱だったなあ。

エイズで死んだ有名人第一号 - クラウス・ノミ

イカれた鉄腕アトムのような外見に笑ってしまうが、パフォーマンスと歌の熱量がすごいので何度でも観てしまう中毒性がある。

サイケとダブステップの融合 - Electrocado - The Shephard Tone (Full Album)

スクリレックスにモロ影響を受けたサイケ畑の人がブローステップをやってみましたなアルバム。2012年作。好きな人は好きだろうけど、自分は多分あと20年は聴かなそう。

パヒュームやきゃりーぱゅぱゅの元祖? - Strawberry Switchblade - Let Her Go

音が鳴った瞬間80年代とわかる垢抜けないアレンジがすこぶるドリーミングなポップ曲。わざとらしい歌い方と振り付けは時代性やチープさを差し引いても狙ってやってるのか天然なのか判別が難しい。

Simon Posford名義では初めてのリリース? - Simon Posford - Flux & Contemplation - Portrait of an Artist in Isolation

これまでのHallucinogenやShpongleの作品に顕著だった絢爛かつ精巧な彫刻のような作り込みはない。トレードマークでもある目が眩むような芸術的なエフェクターの使い方も控えめだ。一曲目のタイトルからしてLockdownなので自宅待機中に作られたものだろう。…

必殺の一曲 - Dizzy Mizz Lizzy - Glory

ある意味この曲のためだけに存在したといっても過言ではないバンド。ロックの完成形の一つだと思う。昔気質な人間にありがちな排他的なライターたちのせいでハードロックの範疇におさめられてしまったので知ってる人と知らない人でくっきりとわかれてしまっ…

レクイエムフォードリームがサンプリング元のサイケデリックトランス - juice - GMS

ジャンキーの末路を描いた映画レクイエムフォードリームで頻繁に流れていた曲と、作中のTVショーの音声をサンプリングした曲。悲惨なジャンキーを笑い飛ばすかの如くシニカルでアッパーなトラックはサイケデリックトランスのアムセムの一つ。

イマイチ時流に乗れなかったユニット - Lords of Acid

ジュリアナ東京のコンピレーションに曲を提供していたプラガカーン率いるユニット。ギラギラしたシンセと女性ボーカルをフィーチャーしたサウンドはKLFの影響が強いが、こちらはもっと下世話でいかがわしいもの。ライブではSM的なパフォーマンスとバンドサウ…

下水道ボイス - Brodequin - Instruments of Torture (FULL ALBUM HD)

たまには血生臭い音楽でも聴くかとゴア系のメタルを選ぶ。バンド名が拷問の名前だけあってなかなかの殺傷力。この手のバンドはリフがやたらかっこいいのだけど、ボーカルがいかつ過ぎて大多数のリスナーには聴かれてないと思う。ラッパーがこの手のバンドを…

気づけば鼻歌を歌ってしまうほどクセになる曲 - Tiny Tim - Tip Toe Thru' The Tulips With Me

昔から聴いたことはあっても名前がわからなかった曲。偶然知った時はちょっと嬉しかったなぁ。ヘッドホンで複数回聴いてると、気持ちの悪い高音ボーカルと牧歌的なメロディに洗脳されそうになる。

グリグリなサイケ - Escape Into (2012) The Dream

スオミ系の曲がった音を得意とするユニット。ブラジル出身だけあって狂った陽気さもチラホラ。だいぶ前だが、SoundCloudでメッセージを送ったら気さくに返事を返してくれて「日本のレイブに呼んでくれ!」とあった。グローバルダットマフィア亡き今、この手…

テクノ - Benjamin Fehr - My Lover - Mean 013

様々な生物をコラージュした映像にキックとシンセとサウンドエフェクトが絡み、女性の声でMy Lover ~とつぶやかれるトラック。曲単体だとそこまでハマらないけど、映像付きだと何度も繰り返し観てしまう中毒性がある。

最高に頭の悪そうなバンド - In/Humanity – Violent Resignation: The Great American Teenage Suicide Rebellion 1992-1998

これを聴くとブルータルトゥルースが高IQのインテリバンドに思えてくるくらいバカ。アルバムに42曲を詰め込んでいるだけでまともではないが、音は想像以上に頭が悪い。ライブが楽しそうなので今度検索してみよう。

ブリットポップ後期のバンド - The Longpigs - Jesus Christ

バンド名の由来は、ジャングルに住む食人の習慣がある民族が白人を指した言葉からきている。曲はこれぞ90年代のイギリスという王道のロック。サビがドラマチック。

アルゼンチンのバンドネオン奏者 - ディノ・サルーシ Dino Saluzzi スキ 2

最近またアルゼンチンタンゴを聴くようになった。バンドネオン特有の哀愁を帯びまくった音色がたまらないのだな。にわかファンの門外漢なのでwikiをたよりに大御所から聴くようにしている。 アストル・ピアソラ経由で知ったミュージシャン。 犯罪者の指名手…

極悪なデスメタル - Devourment - 1.3.8.

ぼええええぼえええと唸りまくるボーカルが素敵なバンド。首を切られた全裸死体のジャケットからして異常、閲覧注意。ブラストビートとザクザクギターがやたら気持ちいい。

美味しいとこ取りのインダストリアルメタル - turmion katilot - hoitovirhe

EBM内ジャンルのフューチャーポップ風のキャッチーなシンセと装飾音、ドスの効いたボーカル、ザクザクした殺傷力高めのギター、クラブミュージックの要素もまぶしたマシーナリーなビートと生ドラム、クラシックの要素、といろいろ贅沢に詰め込んだバンド。ボ…

ネオ・ゴアトランス - Goalien - Psychedelic Dilemma (Full Album)

ゴム鞠のようなジャンル特有のキックの音色からしてオールドスクールなゴアを標榜したサウンド。メロディももちろん、アラビアンかつゴアな怪しげなもの。

ビギーのそっくりさん、銃撃事件で割り食ったラッパーShyne

パフ・ダディ率いるバッドボーイからデビュー、ビギー風のフロウを攻撃されるもヒット。99年、NYのクラブでの銃撃事件で懲役10年を食らい、収監。獄中からセカンドをリリースした後はmixtapeやゲストでの活動がメインで表からはすっかり消えてしまった。

フレンチポップ永遠の名曲 - Vanessa Paradis - Be My Baby

前奏からしてすでにお洒落な雰囲気が立ちのぼり、当時19歳のヴァネッサ・パラディのコケティッシュなボーカルがポップなメロディを紡ぎだす頃には映画アメリのようなカラフルな世界が広がっていく。レニー・クラヴィッツによるレトロなドラムも心地よく、最…

Rotten Sound - Drain (1999) Full Album HQ (Grindcore)

ゴリゴリのグラインドコア。この手のジャンルのドラムは命を削って叩いてると感じるくらい速く手数が多い。ライブは見てるだけで疲れそうなほど激しそうだ。

バーボンとタバコが似合いそうなハードボイルドなロック - モーフィン

ギターの代わりにSAXがメンバー、2弦ベースを弾きながら歌うボーカルの声がやたら色気がある。 1999年にボーカルのサンドマンが心臓発作で死亡し、解散。 一回だけ読んだインタビューが印象的だった。40くらいなるまで音楽専業になれず、仕事が終わってから…

哀しい歌い方 - Tom McRae - You Cut Her Hair

トムヨークワナビーなのは一聴すればわかるが、なんと切ない曲を作るのだろう。

イギリスのオレンジレンジ? -Manbreak — Come And See [Full Album]

90年代後期のイギリスでメンバーに黒人がいないバンドがラップを取り入れるのはちょっと珍しかった。しかし、ファンキーさはほとんどなく、普通のロックバンドがラップ風のボーカルを入れましたというもの。サビはキャッチーなメロディは多くとも、何かが欠…

Four Tet参加作 - Sound Ancestors - Madlib

MadlibとFour Tetという米英の腕利きミュージシャンによるコラボ。youtubeにはMusic by Madlib, arranged by Kieren Hebdenとあるから、このご時世顔を突き合わせて作業するというより分担でネット経由でファイルのやり取りをして完成させたのだろう。音は1…

ヒップホップ史上最も凶悪な男、シュグ・ナイトプレゼンツ - Death Row - too gangsta for radio

Dr. Dre一派への嫌がらせが目立った時期にリリースされたコンピ。冒頭からスヌープが悪夢にうなされる寸劇からスタート。 注目は2PACの未発表曲2曲で、特にサグネイチャーは死後最高曲とも言われる名曲。 他には、ラフライダーズ、ジャルールなど当時ヒット…

歌と絶叫、ラップとトースティングを使い分ける芸達者な黒人ボーカルを擁したバンド - Dub War

Bushみたいにさっさとイギリスに見切りつけてアメリカメインで活動してたらもっとはねてたはずのバンド。 90年代の白人ミクスチャーバンド(FNMやレッチリ)のラップは縦ノリ中心でファンキーさがどうにも足りなかったからDUBWARを初めて聴いたときは新鮮だ…