有名な作品だからてっきり反戦文芸作品の大作かと思いきや、ブラックユーモアとインモラルなエロに彩られたとんでもない怪作だった。
超能力は出てくるわ、小人症の皆さんが芸を見せてくれるわ、ウナギのシーンはえぐ過ぎるわ、現代の映画だと絶対に公開できないシーンが連発されるわでびっくりだぜよ。
一番ヤバい場面はショタコンの変態どもが歓喜するかもしれんが、この先いつ配信禁止になってもおかしくない。もしかして、昔はこの映画をTVでも流したことがあったのだろうか、だとしたら恐ろしい。
一方、作品としての完成度は凄まじく高く、フックが多いのでダレることなく鑑賞できた。なるほどこれは語られ続けられるのも納得の大傑作だ。アレハンドロ・ホドロフスキーのファンには格別におすすめ。