https://youtu.be/HbAD3U7p8gE?si=K20LBI8tnGVLWgWa
1982年作。快楽度の高い耳馴染みの良いベースに、ディレイ、リバーブ、フェイザーを駆使したリズムとサウンドエフェクトが重なる王道のダブアルバム。
マッシヴアタックの某曲で使用されたベースラインがあってニンマリ。
ダブはマッシヴアタックが入口だった。セカンドアルバム『Protection』の丸ごとリミックスである『No Protection』を作ったのがこのマッドプロフェッサー。リミックスの存在意義がよくわからなかった頃なので、音が溶け、過剰に反響し、ドロドロになった世界観には圧倒されたけれど、オリジナルのように何度もリピートしたくなるものではなかった。また同時期、インダストリアルロック界隈でよく名前があがっていたエイドリアン・シャーウッド関連も適当に漁った。ミニストリーのセカンドとマークスチュワートはいまだに聴いている。その後、Basic Channel関連のダブテクノにハマって再びダブに興味を持つが、70年代、80年代の作品はほとんど聴かなかった。もっとダークで実験色の高い音か、パソコンで作られたパーソナルな音世界へ興味が向いてしまっていたのだ。ここ数年、ルーツレゲエを経由してようやくマッドプロフェッサーの音楽をちゃんと聴きはじめた。