2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
典型的な原作強姦作。派手な強盗犯罪劇を描くのにお爺ちゃんたちをキャスティングした時点で失敗は必然か。原作は30代前半で10代から続く友情が描かれているというのに。なぜ、ニコラス・ケイジとウィレム・デフォー? ちなみに2人とも好きな俳優ではあるが…
通常、この手のドキュメンタリーは作り手側に都合のいい絵と数字を見せつける場合が多いので話半分としてみる必要があるが、それにしても悲惨な現実だ。農家が出荷するコーヒーの実がアホほど安く買い叩かれ、エンドユーザーの手元に届くまでに6回の中間業者…
カダフィが殺された翌年に公開されたのは偶然なんだろうか? カダフィをモチーフにした中東の架空の国の独裁者が国連に呼ばれてニューヨークへ行くが、民主化と油田の利権を狙う身内に裏切られて影武者にとってかわられる。しかし、そこで知り合った……といっ…
古典怪談。またかよ的な話ではあるけれどリング以降のジャパニーズホラーの方程式を存分に活かしたよくできた作品。が、幽霊のCGと音響がイマイチだったのは残念。やたら安っぽかったもんなあ。Vシネマならともかく、なんであのサウンドでゴーサインがでるん…
ボクシングとプロレスの違いはあれど、ミッキーローク自身の人生と重ねてしまうのはしょーがない。陽気なLAメタルに乗せてアッパーに始まるものの、人生どん詰まりかけた四面楚歌な日常が残酷に描かれていく。ロートルレスラー、スーパーでバイト、家賃払え…
イザベル・アジャーニのぶっ壊れ演技をしこたま堪能できる傑作。ここまでテンションが高くねじがはずれた演技はなかなかお目にかかれない。 ハリウッド映画にも同名のホラー映画があるが、こちらは1981年公開の作品で内容はまったく違う。
そして43歳童貞。数え役満である。まるで日本人のようなシャイなメンタリティの持ち主が主役のアイスランド映画。端的に書くとモテないデブ男が心機一転、女をモノにするために行動を起こす映画。 同じマンションに住む近所の小学生の女の子にケーキを振る舞…
今回はジム・キャリー演じるロイドが精神病院に20年滞在中という物凄い展開からスタート。出だしは2人の老けっぷりにちょっくらショック受けたけど、20年ぶりだもんな。しゃーない。ハイテンションと顔芸は健在。 ヒロイン。いや、綺麗な人なんだけど、ちと…
観始めて思う、この映画、面白い色してるな、と。 黄砂がかった映像に、昼間と夕方の狭間のような淡い情感が呼び起こされる。たとえるなら放課後の部活動のときに見たような世界かね? 作中、あまりにもドリームポップやインディ系の音楽を多用しているため…
通して観たのは3回目。特定のシーンだけなら結構な回数。何度観ても面白さがなくならない映画があるけど(たとえばラピュタとか)この映画もそう。カラフルで勢いがあって、笑えて泣ける。アメリカナイズされた演出がやや目立つけど、他のインド映画と同様に…
2008年の映画。Wikipedia読むと初のフル3D映画とある。その処理で製作費がかさんだのだろうか。ヴェルヌの原作は未読。グラス無しだと2Dの紙芝居にボヤッとして不自然なCGが安っぽく感じてしまった。恐竜と船のシーンはB級映画クラスの出来で予算ケチってる…
ロマン・ポランスキー御大が1965年に撮ったサイコホラー。主役のカトリーヌ・ドヌーヴの大きな目がこれでもかと接写されるので昔の白黒映画特有の地味さはあんま感じられない。 内容は、主役が性的なものを拒絶しているうちに精神に変調をきたしていく様をお…
スティーブ・ブシェミが若返ったようなダメ男が主役、そこに美女2人が絡んでくる展開。 金持ちの家にある6万8千ドルを強奪に行くつもりがいきなり殺人事件が発生。そこに居合わせた女を拉致し、恋人の兄の家に行くと……物語の展開が早いが物足りないというこ…
主役はほぼ倉庫に閉じ込められているのでこれも密室劇になるのかな。途中、携帯電話を手に入れるけど記憶がないのでほぼかける先がないという。正体が判明した時はそうきたか……と感心するけどあとはパッとしない映画。開始15分とラスト15分だけ観れば十分か…
「寄ってらっしゃい、見てらっしゃい」と聞こえた瞬間にハズレかもしれないと予想して、遠からずと言ったところ。安手の量産型ホラー漫画に色をつけて声をのせただけ。 予算の都合なのか高校生役の声もババアにしか聞こえないのはシュール。三話でギブアップ…
テキーラの元であるリュウゼツランにまつわるドキュメンタリー。開始20分でもういいや、となった。
u-nextの宣伝文句にあった『日本の精神科医が発明した“テレフォンウォーキング”とは?スイス発の異色ドラマ -』にひかれて視聴。 電話放浪というワードは面白いけど、メンヘラとテレクラをやってるだけとも言える。間の取り方が日本の映画っぽいのは先入観だ…
久々に閲覧。おかま、ジャンキー、裸のランチのバロウズ初期小説を読んでいれば世界観がずっとわかりやすくなる。つまり、未読でいきなり観た場合はグロテスクな薬中妄想映画としての印象ばかりを受けてしまうだろう。
出だしの赤っぽい演出が目に刺さってイラつく。 デパートの歴史を振り返るドキュメンタリーなので男女ともに爺婆が多く出演する。そして皆、一般のジジババと比べて格段に派手で元気がいいのだ。 ブランドに興味のない自分としては、服はバックパッカーをや…
実にアメリカらしい映画。頂点から奈落へ落ちて反省して復活するいつもの流れ。メタルバンド然としたルックスのライバル役の男がジム・キャリーとは途中まで気づかなかった。長髪も似合うのだな。
始まってしばらくはゴシックバンドのMVを見せられているようなホラーな雰囲気。宣伝の絵面と随分ちがう。 んで、ヒロインは継父に押し込まれた病院でダンスをすることになるんだけど、その描写が格闘ゲームやFPSの世界に入り込んだぶっ飛んだもの。こういう…
スプラッタームービーの元祖、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督作。脱力するしかない間延びしたシーンと、役者たちの下手くそな演技は他の作品と同様でルイスの真骨頂。エグいシーンもあれど、作品全体は奇妙な明るさが貫かれている。 音楽はかなりこってい…
どういうわけかずっと観る機会がなかった映画。有名過ぎてパスしていたにしてもちょっと長過ぎたな。フルメタルジャケット、地獄の黙示録、ディアハンターはそれぞれ何回も観ているというのに。 プラトーンは他の3作よりも戦闘メインで描かれていたのは嬉し…
ロシアの怪僧ラスプーチンみたいな不気味な外見の男が殺人事件の容疑者として挙げられる。男の無罪を信じる美人弁護士とその元彼が主役。チープな出だしから駄作のにおいが充満して気が削がれる……が、後半の洞窟のシーンからは監督が変わったのかと思うくら…
もっと本気のダンス映画かと思っていたが、実際はヒットしそうなポップスを前面に押し出したありきたりな恋愛映画だった。 音楽はいい、かなりいい。しかし、あとは平凡なとしか言いようがない。
この手の白痴同然の低脳映画はアメリカと日本のお家芸であるけれども、変態王国のイタリアも得意だったりする。 エネルギーの枯渇と技術力の低下で電気が無くなったという世界設定。そこで科学者の一人が性行為の摩擦で電気を起こして動力にするという発想を…
骨子はエドワード・バンカーのストレートタイムと似たような方向性。筋金入りの犯罪者は死ぬまで業界から抜け出せないという現代の寓話。過去に大金を持っていても地道にやれないわけでもない。ただ、周りが犯罪関係者ばかりなら友情や恩義で引きずられてし…
エル・ファニングの美しさを堪能できるサスペンス映画。キアヌ・リーヴスがモーテルの使用人として無意味に登場。モデルたちの美しさだけではなく映像と音楽の質も高い。 が……トータルではちょっと平凡な出来栄え。
父親ばかりを狙って強姦殺人し続けるハードコアな変態「ファックマン」と、その被害者の息子たちが結託して戦う物語。80年代の米映画界の知能指数を下げまくった珍作をリリースしていたトロマの出資を受けた映画だけあっていろいろと狙った感がすごい。音楽…
コンピュータ制御の動物園から象やライオンなどが逃げ出し、街がパニックになる話。いまならCGでいくらでも作れる絵だろうけど、昔の作品なのでチープで涙ぐましい演出がメイン。人に慣れた動物を使っているのだろうが、ライオンや虎やシロクマと直接戯れあ…