2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
前作よりも新鮮さとキャッチーさがなくなった分、友情や和解がより重要なテーマになっている。他の映画ならもっと引き伸ばしたであろうラストがやたらあっさり終わったので逆に強く印象に残った。
いつ以来か思い出せないほど久しぶりに視聴。口から虫が這い出てくるシーンや、ベッドから血が噴き出す場面に「あった、あった」と懐かしさを感じてしまった。子供の頃はドキドキしてたもんだが、今みるとフレディの変態っぷりが笑えた。
レイプされた被害者による復讐もの。古典である発情アニマル等、定番の内容なんだけど、この映画が先の作品と違うのは被害者が外科医としての修練を積み、人体の専門家としての知識と技能を有していること。 このスキルによって物語は別の世界へ広がってしま…
小説家のおばさんの空想と現実が交差する大人のミステリー。登場人物数も少なく、ダンスの場面とラストくらいしか明確に音楽が流れないためかなり静かな映画。地味だし、解釈は観た人に委ねるタイプの作品なので人によっては全く合わない映画かも。
小沢一郎ばりのチャーミングな涙袋やシミのアップを見せる挑発的なカメラワーク。 外人が撮った鮨映画。日本人だとこのテーマをわざわざ映画にしようとは思わないだろう。NHKの出番だわな。 鮨をスローモーな映像にクラシック音楽をかぶせるカットを多用して…
ドイツ映画の名作ESのリメイクがあると知ってU-NEXTで検索したところビンゴ、見放題プラン内でみつかった。 見始めてわかったんだが、戦場のピアニストとラストキングオブスコットランドに出ていた俳優二人、つまりアカデミー主演男優賞を獲った二人の共演と…
見よう観ようと思いながらずっと放置していた映画。U-NEXTに入らなかったら観ることなかったかもしれない。 いろんな期待を裏切られた作品。まず、ヴィンセント・ギャロがいじけ虫の嘘つき男を演じてるのが意外だった。ジャケ写見る限りではタフでハードボイ…
実際にあった事件が基になった映画。 ハードボイルドなタイトルからはやや裏切られた内容で、犯罪の素人による無計画な銀行強盗とわかったときはやや失望した。 アルパチーノでこのタイトルならスカーフェイスばりの狂った作品を期待してしまうじゃないか。 …
きっと監督は90年代のタランティーノやロドリゲスなんかの犯罪映画が好きなんだろうな。物語の筋に関係ない脱線しまくった馬鹿話の連発や、明るさを抑えて90年代風のフィルムの質感っぽくしているのもその証左かと。 全体的にコメディ色が強い映画なんだけど…
ナンパなタイトルからアメリカの青春コメディ映画によくある脱童貞ものかと思いきや、かなりエキセントリックな作品。パンクにハマってるイギリスの高校生がギグのあとにとある一軒家のパーティーに行くと、そこには奇妙なコスチュームをした集団がいて、そ…
ディレクターズカット板。昔観た時よりはずっと面白かったのは前より流れが自然に思えたからか。おばさん顔だけど、ソフィア・コッポラはこの時19歳だったのだな。
日本よりも海外で人気がありそうな演劇風のロマン映画。
端的にいうと、アメリカの女の子が海外旅行に行ってテンパる話。 完成度の高い映画(マトリックスなんだが)を観たあとに鑑賞したのがまずかったのか、つまらなさが目立ってしまった。イカレタ宣伝文句とタイトルに期待しすぎてしまったようだな。 鑑賞中、…
1976年公開の17作目。多分、観るのは4回目くらい。芸者と画家の絡み。珍しく寅さんがコテンパンにふられない展開。
文明から断絶された孤島の灯台を舞台に、未知のモンスターとの戦いとエディプスコンプレックスを描いた変な映画。 アバターみたいな肌の色のモンスター、灯台に住み着いたオヤジ、新たに派遣された夢破れた若者の三者がメイン。 まったく嬉しくない髭面オヤ…
とある町で酒とギャンブルにハマった教師がどんどん自分を解放していく楽しい映画。皆の飲みっぷりが最高で、これはこっちもビールを飲みながら観るべき映画だ。 主役がホテルの一室で起きるシーンがなぜかモザイクなしのフルチンで映るんだが問題ないのかね…
特に一度でもバンドを組んでみたいと思ったことのある人は必見。 80年代のアイルランドを舞台にしたぶっちぎりの青春音楽映画。気になる女の子ためにバンドをはじめるってのが懐かしくて素晴らしい。 現代と違い、ネットがない時代では10代が異性に自分をア…
変質者向けかな? 4ページで断念。
それでもファニーゲームよりはだいぶ良心的な映画かな。 どこの映画と思ったらジーョジアと書かれているじゃないか。ジョージア? 缶コーヒー? アメリカの州? で、グルジアときけばああ、と思う。ソビエトの一部から独立した国らしい。 仲良し三人組。一番…
有名すぎて永らくパスしていた作品。昔から頻繁にきくタイトルだったけど、なるほどこりゃ名作だ。クソほど面白い。何が面白いってのかはちゃんと説明できないが。 ストーリーの骨子、展開、会話にもこれといって際立ったものは感じられない。登場人物の外見…
旅映画。通しで観るのは5回目くらいかな。家族と一緒に観られるコメディって意外と少ない。お色気や下ネタが入ると空間がヒャド食らったみたいになるから。Mr.ビーンは鉄板。TV版も年代関係なく楽しめる。 このシーンというかギャグはTV版でもあった 作中、…
全体通して小話風のエピソード多め。メタっぽい部分があったりシュルレアリスムの影響を受けてるのかもしれない。 主役はサイコパスが出てくる映画の脚本を友達の協力を得て書こうとしているが、あれよあれよと本当にサイコパスに囲まれた状況になる。メイン…
原作は主人公クレイの視点で、人とのすれ違いや違和感を現在進行形の渇いた文体で綴った作品だった。享楽と退屈の狭間にいる十代の生態を描いたのは映画も同じだが、よりわかりやすくドラマチックに見せるためか、キャラクターの造型からラストまでかなり改…
例によって呼び出した霊は悪霊でした、という展開。国や宗教観、死生観が違えど死者とのコンタクトは必ず失敗するのだった。
命名者や宣伝担当者は窓から飛び降りてもいい。 原題は酸、英語の題もACID。しかし邦題は カリーナ、恋人の妹 煽りもエロ客を取り込もうとした低レベルなもので、 お姉ちゃんよりも愛して、私を―― といった具合。 たしかに 酸 というタイトルは宣伝しにくい…
典型的な原作強姦作。派手な強盗犯罪劇を描くのにお爺ちゃんたちをキャスティングした時点で失敗は必然か。原作は30代前半で10代から続く友情が描かれているというのに。なぜ、ニコラス・ケイジとウィレム・デフォー? ちなみに2人とも好きな俳優ではあるが…
通常、この手のドキュメンタリーは作り手側に都合のいい絵と数字を見せつける場合が多いので話半分としてみる必要があるが、それにしても悲惨な現実だ。農家が出荷するコーヒーの実がアホほど安く買い叩かれ、エンドユーザーの手元に届くまでに6回の中間業者…
カダフィが殺された翌年に公開されたのは偶然なんだろうか? カダフィをモチーフにした中東の架空の国の独裁者が国連に呼ばれてニューヨークへ行くが、民主化と油田の利権を狙う身内に裏切られて影武者にとってかわられる。しかし、そこで知り合った……といっ…
ボクシングとプロレスの違いはあれど、ミッキーローク自身の人生と重ねてしまうのはしょーがない。陽気なLAメタルに乗せてアッパーに始まるものの、人生どん詰まりかけた四面楚歌な日常が残酷に描かれていく。ロートルレスラー、スーパーでバイト、家賃払え…
イザベル・アジャーニのぶっ壊れ演技をしこたま堪能できる傑作。ここまでテンションが高くねじがはずれた演技はなかなかお目にかかれない。 ハリウッド映画にも同名のホラー映画があるが、こちらは1981年公開の作品で内容はまったく違う。