厳かなオーケストレーションから始まり、電子音とディペッシュモード風のリズムが入り、90年特有の厚みのあるギターが鳴る。ボーカルと歌メロはアリスインチェインズっぽさがあるのがまた好みだ。
2曲目はラジオ頭風の出だしから聖歌をサンプリングした壮大な展開に……vastことジョン・クロスビーは若干22歳ながら全曲のソングライティングを含めてかなりの部分を一人で作り上げた逸材。
しかしながらアルバムはヒットせず、インダストリアルおよびゴシックロックの新星にはなれなかった。2年後のセカンドリリース後にでプロジェクトは終了。
インダストリアルロック(及びメタル)は完成度が高く曲が良くてもヒットしない場合が多々ある不遇なジャンルだ。特に一人で全部やるパターンがいけない。フィータス、PIG、Celldwellerなど。自分の予想では、ワンマンすぎてライブでは良さが出せないからではなかろうか? NINは別格としても、バンドの方が有利なジャンルなのだろう。そして、NINはサポートメンバーにも華があったなぁ。
https://www.youtube.com/embed/66WbImnIl9M?rel=0&start=20
セカンドも今聴くと曲は良い。
https://www.youtube.com/embed/JTX3qJCCBVQ?rel=0