某北斗に影響を与えたオージー映画をもじったタイトルに、劇画調の絵柄から昔の漫画かと思いきや、DSや草食系といった言葉が出るにつれ、どうやらかなり最近の作品だと気づく。 『それはマッスルの神のみぞ知る、だ』というオス臭いセリフの数々とデフォルメのきいた表現に、スポ根の皮をかぶったギャグマンガであることも確定。 これは……男版ダンベル何キロ~である。 ボディビル歴ゼロの素人へ、次の大会に出るための部員が足りないから入部しろという展開は、未経験者の読者へ共感させるためのいつもの手口であり、王道である。 初対面の相手にビルダー用のきわどい水着を与える変態メーターがふれ切った団長と、その男に心酔する部員たちも良いキャラ。 『人生一本勝負! 今翔ばずしていつ翔ぶのだ!』