人間と他の生物との合体漫画の方向性を決定付けたエポックメイキングな作品。2部途中までの面白さ、民明書房とは信頼度が格段に異なる生物に対する知識の数々は久しぶりに再読してもやはり素晴らしい。
連載当時からゴキブリ退治よりも人間側の裏切りや国のパワーゲームが表面化しだすとアレとなってしまって大きく興が削がれてしまったのだけど、まとめて読むと後付けに次ぐ後付けの連続でよりダメさが感じられた。
極めつけは第三部の日本編。一体作者は何をしたいのだろうか? 連載が止まって久しいが、考えすぎて疲れてしまったのだろうか? 下手に神とか一族とかを注入し過ぎて収拾がつかなくて病んでしまったのだろうか?
なお、実写の映画はデビルマンクラスの駄作で三十分も観られなかった。
いま調べたら5年ぶりに連載が開始されたのだな……読むのは単行本が出てからにしよう。