マーターズの監督がトールマンの次に発表した作品。のっけからラヴクラフトネタで期待値が上昇。人形や悪趣味な玩具だらけの危なすぎる屋敷と、畸形っぽい敵役が出てくる頃にはもう夢中になっていた。
が……一旦夢オチが挟まれテンションが駄々下がりに。しかし、これは後の悪夢的な展開の前フリとわかり一安心。
ボコボコに殴られて額や顔が変形したところにシュールなメイクを施され、暴力的な人形遊びの相手をさせられる陰惨なシーンには既視感が。何の映画だっただろう? 悪魔のいけにえではないし……ああ変態村か。
姉妹が屋敷から逃げ出すシーンの美しさは必見。そこからラストまで全力で突っ走ってくれた。