2022-05-29から1日間の記事一覧
これまたタイトルが酷いけど、内容が素晴らしかったので気にしないでおく。父親と6歳の誕生日を明日に控えた娘とのやりとりで物語はスタート。ここの見せ方が実に素敵だ。愛情豊かに描かれており、後に訪れる悲劇との落差に無条件で感情移入させられる。 サ…
有名な作品だからてっきり反戦文芸作品の大作かと思いきや、ブラックユーモアとインモラルなエロに彩られたとんでもない怪作だった。 超能力は出てくるわ、小人症の皆さんが芸を見せてくれるわ、ウナギのシーンはえぐ過ぎるわ、現代だと絶対に映像化できない…
有名な作品なので昔からタイトルは知っていたが、紹介されている画像がどれもつまらなそうなのでそのままスルーしていた。歴史に残る傑作だとかフランス映画最高の恋愛映画と言われても こういう画像(作中劇のシーン)を見ると興味が失せてくる……このたび鑑…
かつての子役スターと往年の名女優の姉妹の確執を描いた作品。タイトル通り、妹のジェーンの狂気が作品の肝。厚く塗り固められたメイクがおぞましいババアの恐怖をより一層ひきたてている。ラストが見ものとは知っていたが、なるほど悪趣味で哀しい描写だっ…
狼と人間の禁断の愛を、ときに激しく、ときに氷のように冷徹で透き通った切なさをもって描く……というコテコテでメルヘンチックなものを期待していたが、実際はメンヘラチックな女の人がホームレスになるまでを綴ったなんとも微妙なものだった。 言葉が通じな…
若い頃の話から組織の崩壊までを一作で描いているため前半はダイジェスト版を見せられているような錯覚に。暴力、強盗、麻薬、服役、裏切り、抹殺のフルコースが繰り広げられるが何か物足りない。鑑賞中に「なるほど、タランティーノの功績は犯罪映画に小話…
開始早々不運が不運を呼ぶドン詰まった場面が用意され、悪天候により安モーテルから動けない密な状況に一同の不満はマックス。その後は一人ずつ死んでいくというサスペンスの王道展開。インディアンの亡霊の話が出てきた時や、死体が消えた時はまさか超常現…
あまりに残酷すぎて白黒での公開を余儀なくされたらしいけど、ほとぼり覚めてもカラー版はでないのかな。期待してずっと待ってんだけど。 今回は久しぶりに閲覧、主役のアカデミー主演男優賞を遥かに凌駕する怪演は何度観てもおぞましい。前作のぶっ壊れたオ…
この映画(ドキュメンタリー)はコートニー・ラブが不利な立場で描かれているためフェアではない。たとえ結果的にカートが死んで一番得をしたのがコートニーだとしても……莫大な遺産、カートが死ぬまで得ることがなかった音楽での名声、女優業、数々の浮き名……
普通の女の子がポルノ業界に入る話
フルメタルジャケットのハートマン軍曹が音楽教師になったら、みたいな映画。
イタリア映画。原題はhope lost。悲惨な結果しか想像できない好タイトル。出演者をチェックせず見始めたのでダニー・トレホとマイケル・マドセンが出てきてびっくり。トレホもマドセンもポン引きギャングが似合っていた。
一部の読み手を気持ちよくさせるためだけに生まれたテンプレ漫画
スペインのシチュエーションスリラー。閉ざされたディストピアな空間には明確なランクがあり、それは階数と食事によって区別される。穴と呼ばれるその場所には何でも望むものをひとつだけ持ち込めるが、主役はドンキホーテの小説を持っていくことにする。同…
1999年の1作目からスピンオフまで全部観ていたつもりだったけど、2012年に本家の4作目が出ていたとは知らなかった。過去作に出演していたメンバーが集結しており、シャーミネーター(キアヌ・リーヴスそっくりになってる)とナディアもラストで顔を見せてく…
イギリスの半グレみたいな連中に両親を殺された男がブチ切れて暴れまくる話。日本のVシネマのヤクザモノみたいなテンションと穴だらけの脚本に観たことを軽く後悔。
コメディ色が強いゾンビもの。ロンドンがゾンビで溢れ破綻しかけていても悲壮さはなく、終始ブラックなユーモアを振り撒きながら進行していく。人質から仲間になった金髪の女の子がなかなか可愛かった。
前作よりも新鮮さとキャッチーさがなくなった分、友情や和解がより重要なテーマになっている。他の映画ならもっと引き伸ばしたであろうラストがやたらあっさり終わったので逆に強く印象に残った。
いつ以来か思い出せないほど久しぶりに視聴。口から虫が這い出てくるシーンや、ベッドから血が噴き出す場面に「あった、あった」と懐かしさを感じてしまった。子供の頃はドキドキしてたもんだが、今みるとフレディの変態っぷりが笑えた。
レイプされた被害者による復讐もの。古典である発情アニマル等、定番の内容なんだけど、この映画が先の作品と違うのは被害者が外科医としての修練を積み、人体の専門家としての知識と技能を有していること。 このスキルによって物語は別の世界へ広がってしま…
小説家のおばさんの空想と現実が交差する大人のミステリー。登場人物数も少なく、ダンスの場面とラストくらいしか明確に音楽が流れないためかなり静かな映画。地味だし、解釈は観た人に委ねるタイプの作品なので人によっては全く合わない映画かも。
小沢一郎ばりのチャーミングな涙袋やシミのアップを見せる挑発的なカメラワーク。 外人が撮った鮨映画。日本人だとこのテーマをわざわざ映画にしようとは思わないだろう。NHKの出番だわな。 鮨をスローモーな映像にクラシック音楽をかぶせるカットを多用して…
ドイツ映画の名作ESのリメイクがあると知ってU-NEXTで検索したところビンゴ、見放題プラン内でみつかった。 見始めてわかったんだが、戦場のピアニストとラストキングオブスコットランドに出ていた俳優二人、つまりアカデミー主演男優賞を獲った二人の共演と…
見よう観ようと思いながらずっと放置していた映画。U-NEXTに入らなかったら観ることなかったかもしれない。 いろんな期待を裏切られた作品。まず、ヴィンセント・ギャロがいじけ虫の嘘つき男を演じてるのが意外だった。ジャケ写見る限りではタフでハードボイ…
脚本家の主役は、集中して作品を仕上げるために都会を離れ、田舎の家を間借りする。そこに暮らすのは不愛想な父親と19歳の娘。娘から誘惑された主人公は葛藤しながらも、下着泥棒やのぞきをこなし、ついには……ナボコフのロリータ系とも言えなくないが19歳だ…