架空の猟奇殺人事件をテーマにしたアルバム - outside - デヴィッド・ボウイ

アルバムを通して聴くと散漫で冗長な部分もあるけど、個人的にはボウイのアルバムで一番好きだったりする。最もデジタル色が強く、最もゴシックで陰惨。架空のサントラ的な物語と写真がブックレットに載っているのも楽しい。

デヴィッド・リンチもこのアルバムが大好きだったそうで、ロストハイウェイのオープニングとラストに使われている曲あり。かのセブンのエンディングテーマ曲もあるし、好きな人は好きなアルバムだ。

当初は続編のインサイドを出す予定だったらしいが、見事に頓挫。猟奇殺人事件も宙ぶらりんで解決しないままボウイ自身が亡くなってしまった。

ラストのやたらメロウな曲(場違い的な曲)はアウトサイドがリリースされる数年前にTV映画に提供された曲。