2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
youtu.be グリッチ、テックハウスな音。
物語の骨子は、理不尽な暴力を受けて死にかけた主人公が鬼と取引して異形の力を手に入れる……といったわりとよくあるファウストタイプの漫画です。 1巻の最後にこの作品が描かれる契機となった現実の事件が作者より語られており、先を読み進めるのを一旦止め…
読む時期やタイミングによって評価が変わる漫画でしょうか。考えさせられる、お涙頂戴、あざとい、泣ける等、同じ人でも年齢や立場が異なれば正反対の印象を受けるかもしれません。 メメント・モリとは死を忘れるな、いつか死ぬといったような意味です。サブ…
アパートの隣に住む食いしん坊な美女が不法侵入し、帰宅した料理が得意な独身サラリーマンと……低評価に驚く。素人の読み手は想像力が欠如しているらしい。こういう漫画は現実に疲れたサラリーマン向けの読者サービス、つまり癒しという計算で描かれているた…
2次元キャラに本気で恋して金と時間を注ぎ込む32歳には全く共感できませんが、絵とキャラクターのノリが好きです。 作者さんの別漫画にも2次元に恋する女の子が出てきますが、その作品の最後は「結論 二次元は裏切らない」で締めくくられます。(もちろんそ…
故・土山しげる先生による麺を中心としたグルメ漫画。あまり知られていない作品ですが、おやじギャグとけれん味のある描写はまさに御大・土山先生の仕事。 この作品も、他の先生の漫画と同じありきたりでマンネリ路線です。新しさは皆無、キラリと光るアイデ…
某北斗に影響を与えたオージー映画をもじったタイトルに、劇画調の絵柄から昔の漫画かと思いきや、DSや草食系といった言葉が出るにつれ、どうやらかなり最近の作品だと気づく。 『それはマッスルの神のみぞ知る、だ』というオス臭いセリフの数々とデフォルメ…
ラーメン漫画です。残念ですが、この作品は名作や傑作のたぐいじゃありません。キャラもテーマもストーリーも絵もスキルも熱量も並みです。 でも、これでいいんです。おそらく、この作品は漫画ゴラクのようなオヤジ系雑誌に連載されていたものでしょう。ハー…
これいいっすよ。面白い。人情系とミステリー風味が合わさったグルメ漫画。料理漫画には珍しくタイ料理を選んだセンスもいい。映画にしたらカルト化して世界中にファンがつきそう。気のせいなのか昔どこかで読んだときはもっと長かったような……イスラム圏の…
『お前が抱いてるのは狩猟本能が変形した恋愛感情だ』 擬人化した動物たちの青春群像劇となればファンシーな童話を想像しがちだが、この作品はもっと生臭い。 肉食獣と草食獣が共存している時点で、もはや普通ではないのだが……最初に学校で暴力的な事件が発…
まだ1話しか読んでないけどあえてコメント書くけど、まあ、あほだよね。100パーセント思春期の男の子って感じで。先を読めば読むほど技巧的な部分やご都合主義が出てくるんだろうけど、こういう熱は十代の童貞ならではの勢いだね。スマホがあろうがなかろう…
疲れた大人たちが『めしや給食』という店へ入り、冷たい牛乳を飲むと小学生の時分へトリップし、純粋だったあの頃の自分と……えげつないほどノスタルジーをかきたてる漫画です。もともと、グルメ漫画と人情モノの相性は、出会い物であるブリ大根のように最高…
安らかに眠れ、正男
一話完結型の人間ドラマです。1988年連載開始ですから、世にも奇妙な物語や笑ゥせぇるすまんのアニメ版の公開より早いですね。まあ、内容は笑ゥせぇるすまんとかなり被ってますが。漫画版が元ネタなのかもしれません。 モテない、貧乏、いじめられっ子といっ…
幼き頃、TVでミシミシミシャーとゾンビに囲まれて肉が引き裂かれるシーンを観たことがあったが、この映画だと知ったのはゾンビ映画を見まくってた20歳前後だったな。
同時期に人気を博した『特攻の拓』『今日から俺は!!』『ろくでなしブルース』『湘南純愛組』と比べるとかなり下品な漫画です。 とにかく作者の下ネタ、時事ネタ、パロディを絡ませた言語センスが尋常ではなく、よくもまあ週刊連載でこれだけ次から次へとと…
ちょっと狙い過ぎかな。
ホラー好きは必読! サスペリア、フェノミナなどのダリオ・アルジェント各作品、フロムビヨンド、エルム街といった80年代の甘美かつ胡散臭さが漂うホラー漫画。主役の残夢と名乗る美少女手品師は笑いながら人を殺せる(畸形化させる)タイプの化け物で可愛ら…
バトル漫画です。内容も絵もガンツ、テラフォーマーズ以降に増えたタイプの作品ですね。ハカイジュウをベースにいろいろ足した感じですが普通に面白いです。ただ、都合のいい設定がかなり見受けられるのはご愛嬌といったところでしょうか。マーズランキング…
あなたは堀のそばでしずかに微笑む私は黙ってあなたの美しい詩の調べに満たされるはじめもなくおわりもないそのしらべに 私は深くあなたに頭を垂れる疲れを感じたらその場に立ったままで自分を取り戻すことができます呼吸にこころをむけて、にっこり「微笑ん…
一時アジア関連でよく見かけたクローン黒沢。これまでに雑誌に載ったルポやエッセイは読んだことがあれど単行本を手にするのは今回が初めて。検索すると現在も活動してるんだな。 今作は共著となっており、山師丸出しの明日香翔が話す(書いた)内容を元に構…
うはあ、のっけから「本書は非常に強力な魔術的パワーを秘めています」と書いてあって失笑。 で、ページを開くと、 1.<ハド>よ! <ヌイト>の顕現。 ※ルビでマニフェスティションと読む。 うーむ、だいぶステージが高い。 パラパラめくると ビコーズなどもう…
フーリガンが激しく暴れまくっていた時代。マンチェスターユナイテッド等の非公認ファンクラブに同行したアメリカ人ライターが、イングランドの若者たちの無軌道なご乱行の数々(飲酒、暴力、強盗)を記録した本。この本ではフーリガンは熱狂的なサッカーフ…
つだったか何の本だったか、集中力がない人はいないと読んだことがある。筆者曰く、怠惰な人でも漫画やゲームや恋愛であれば時間を忘れて夢中になる、かららしい。なるほど、言われてみればそうだ。 この本はもっと沢山の例を出しながらフロー状態の解説を行…
自分でも意外だが、なんと初菊地秀行。有名な作家だし、菊地秀行が原作のアニメですら数作観たことがあったが(YouTubeでだが)今まで一度も手に取らなかったのは、内容が漫画のようなものだと知っていたからかもしれない。1982年に今作でデビューということ…
久々に真っ当な文学作品に手を出した。思わせぶりなタイトルは裸のランチみたいもので内容には関係がない。ゴーギャンについては最低限以下の知識しかないため実像とは較べることはできず。 主人公は完全に狂言回しに徹しており、冷静でまともな人物。中盤ま…
ブックオフオンラインで200円ほどだったので他の本とあわせて購入。DTM全般を取り扱っていると言えなくもないが、内容は偏っていて役に立たず。後半、ACID Expressとsound fontに相当なスペースが割かれているのはちょっとした狂気を感じた。2004年の本にし…
だましの手口とだまされる心理 日常に潜む広告とマーケティングの話がメイン。
探偵が殺人事件を解決する話。途中で投げ出しそうになったが、最後まで読んで良かった。まさかそんなオチだったとは。当時はヒッチコックのサイコばりの驚きがあったことだろう。
図書館でレンタル。本の半分は様々な例を出しながらマーケット感覚の重要さを説き、後半からマーケット感覚を鍛える方法が出てくるが、この方法がイマイチ。